教育ローンの種類と審査基準

教育ローンの種類と審査基準

学ぶ意欲はあるのにお金がないため、学業をあきらめるとなれば、非常に残念なことです。
そんな学生を少しでも救うべく、官民では様々な救済策を講じています。
奨学金や国の教育ローン、銀行の教育ローンなどがそれに該当するのですが、今回はこの3つのローンの概要と、審査基準について見ていきましょう。

 

無利息ローンもある?奨学金

3種類ある奨学金

まずは奨学金です。
お金に困っている学生は、まず奨学金を検討するのではないでしょうか。
奨学金は、各学校が実施している奨学金と日本学生支援機構の奨学金の2種類があります。
各学校の奨学金は、学校によって基準が様々ですので、ここでは日本学生支援機構の奨学金を見ていきます。

 

日本学生支援機構の奨学金には、「第一種」「第二種」「特別増額貸与奨学金」の3種類が存在します。
ざっくりいうと、こんな感じです。

 

第一種 → 無利息での融資、審査基準はかなり厳しい
第二種 → 低金利での融資、審査基準は第一種よりも柔軟
特別増額貸与奨学金 → 入学時に一括融資、国の教育ローンに落ちた人のみ申し込める

 

審査基準は通常のローンとは真逆

奨学金の審査は、通常のローン審査と主旨が異なっています。
奨学金は、あくまでも収入の少ない世帯の学生生活を支えることが目的ですので、収入の多い世帯よりも収入の少ない世帯の方が優遇されるのです。
普通のローンとは、真逆の審査基準ですよね。

 

金利はかなりの低金利

奨学金の金利ですが、一種はもちろん金利0%です。
第二種に関しては残念ながらゼロ金利ではありませんが、平成28年7月現在で年0.1%、そして特別増額貸与奨学金は年0.3%となっており、住宅ローン並みの低金利です。

 

奨学金は学生本人が背負う借金

通常の教育ローンでは、契約者はあくまでも親権者なのですが、奨学金に関しては学生本人との契約となります。
在学中は返済が免除されますが、卒業と同時に返済が開始されますので、学生本人の無理のない返済計画が求められます。

 

意外と自由度が高い国の教育ローン

奨学金は入学後にしか利用できない

次に紹介するのは、「日本政策金融公庫教育一般貸付(国の教育ローン)」です。
「日本政策金融公庫」と言うとよく分かりませんが、国営でローンを手掛けている銀行みたいなものです。
奨学金は低金利が確かに魅力的なのですが、意外と使える範囲が限定されています。
奨学金交付や貸与が5月か6月に振込となるため、入学前の支払いに奨学金を充てることはできません。
大学に入学する際には、入学金と少なくても前期分の学費は前払いで納めないといけません。
奨学金では、それに間に合わないのですが、国の教育ローンは大学入学前にも利用できます。

 

対象となる教育機関も様々

国の教育ローンの対象となる教育機関は、実にバリエーションに富んでいます。
国公立大学や私立大学はもちろんのこと、専門学校や高校、大学院に職業訓練校まで対象となっています。
どれもなかなかお金がかかりそうな教育機関ですので、重宝しそうですね。

 

審査のポイントはおおむね奨学金と同じ

国の教育ローンの審査の際にも、奨学金の時と同じように年収制限があります。
年収が少ない世帯の学生生活を支援しようという姿勢ですね。

 

金利はマイカーローン並み

国の教育ローンの金利ですが、さすがに奨学金よりは多少高いです。
それでも、平成28年8月現在で年1.9%と、マイカーローン並みの金利です。

 

手間はかかる

使い道が広くなかなかの低金利で人気の国の教育ローンですが、手間はかかります。
必要書類が多く、しかも揃えるのに手間がかかりますし、融資まで2週間ほどかかります

 

利便性はナンバーワンの銀行の教育ローン

最後に紹介するのは、銀行の教育ローンです。
奨学金や国の教育ローンに申し込んだが審査落ちした、でも教育費はかかるので負担が重いという方は、民間の銀行の教育ローンを利用するといいでしょう。

 

使い道は無限大

奨学金や国の教育ローンは、使い道がかなり限定されています。
もちろん、銀行の教育ローンもギャンブルやブランド品購入には使えませんが、使い道はかなり広いです。
入学金や授業料はもちろん、進学のための下宿アパートの費用や修学旅行の費用、留学費用にランドセルの費用にまで使えるのです。

 

カードローンタイプなら、その都度借りられる

奨学金や国の教育ローンになくて、銀行の教育ローンにあるのが、カードローンタイプです。
一部銀行の教育ローンに設定されており、限度額の範囲内であれば何度でも融資を受けることができます。
教育費はこまごまと頻繁に必要になりますので、これはありがたいですね。

 

金利は年3.0%〜5.0%

使い勝手はかなり良い銀行の教育ローンですが、その分金利は高めです。
どこの銀行の教育ローンでも、年3.0〜5.0%程度の金利設定をしています。

 

いかがでしょうか?
順番としては「奨学金」→「国の教育ローン」→「銀行の教育ローン」の順番に申し込むとよいでしょう。
ただし、いずれの場合も必要書類が多くて手間がかかりますので、一度に取得できる必要書類ならば、3通程度まとめて取得すれば、その都度取得する手間が省けますよ。