借金の時効はある?どうすればいい?

借金の時効はある?どうすればいい?

大きな買い物や出費がある時には、ローンを組むなどの借金を行ないますが、返済できれば非常にありがたい融資方法です。
しかし、借金の返済ができなくなったら、時効などはあるのでしょうか?どのように対策をとればいいのでしょうか?
今回は、借金が払えなくなった時の流れと対処法について見ていきましょう。

 

住宅ローンの場合

まずは、人生で最大の借金と言っても過言ではない住宅ローンです。
皆さんは、住宅ローンの借金が払えなくなったらどうなると思いますか。
「間髪入れずに退去を求められるんじゃ」
怖いお兄さんが取り立てにきそう」
「夜逃げするしかないんじゃないの」
などのイメージを持っているかもしれませんが、そんなことはありません。

 

3か月程度で借金の一括返済を求められる

まず、間髪入れずに退去を求められることはありません
時効と言うか猶予期間のようなものが、住宅ローンには設けられています。
それは、3ヶ月〜1年程度で、意外と猶予期間が長いものです。
とはいえ、3ヶ月〜1年の間、ずっと同じ姿勢で待ってくれるわけではありません。
例えば、毎月10万円の返済をしていて、それを滞納したとしましょう。
3か月くらいまでは、10万円×滞納月数の借金を支払えば、普通に生活を送ることができます。
3か月を過ぎると、融資をしていた全額の返済を一括で求められてきます。
1000万円単位で融資をすることが多い住宅ローンですので、返済は非常に困難です。

 

家の処分手続きへ

どう考えても残債の一括返済が無理となれば、家の処分に取り掛かりますが、すぐさま取り掛かるわけでもありません。
滞納が1年になる前には、金融機関から家の売却を勧められます。
この際には、家主がある程度売り主を自由に決めて売却交渉をすることもできます。
しかし、それでも家の買主が決まらないとなれば、おおむね滞納から半年程度経過して、競売が具体的に検討されてきます。
住宅ローンに関しては、借金の時効などはなく、持っている家などを処分することで返済の足しにしています。

 

マイカーローンの場合

住宅に次いで二番目に大きな買い物と言えば、夢のマイカーですね。
マイカーも一括現金払いで購入する人はあまり多くなく、借金をして購入する人がほとんどです。
もし、マイカーローンの借金を支払えなくなったら、時効などはあるのでしょうか?

 

マイカーローンは車の売却までが早い

最初に述べた住宅ローンの滞納と比べると、マイカーローンの猶予期間と言うか時効はさほど悠長ではありません
まず、マイカーローンの返済が一度でも滞ってしまうと、ローン会社から郵便で督促があります。
次に、最初に引き落とし日から2週間後に設定される再引き落とし日までに返済ができなかったら、今度は郵便に加えて電話でも督促があります。
さらに3週間後の再々引き落とし日の返済もしないと、電話連絡があり「車の引き上げ」を示唆されるのです。
翌月の引き落とし日にも返済ができなければ、具体的な車の引き上げ時期の日程を約束させられてしまいます。
そして最終期日が設定され、その間近でも支払いがないと実際に車が引き上げられてしまい、それから数日後の最終期日には引き上げられた車が売却されてしまいます。

 

車の所有権はローン会社にある

「自分の車なのに勝手にローン業者が売るなんてできるのか」とお思いでしょうが、可能です。
実は、マイカーローン返済中の車の所有権は、ローン会社にあることが多いからです。
ですので、自行の設定も売却手続きも、比較的ローン会社の裁量で行なえるのです。

 

カードローンの場合

では、利用する機会の多い銀行や消費者金融のカードローンはどうでしょうか。

 

カードローンには担保がない

銀行や消費者金融のカードローンは、融資金額が住宅ローンやマイカーローンほどではありませんので、自動車ローンほど急転直下に物事が進むわけではありません。
しかも、住宅ローンやマイカーローンは担保があるのと比べて、カードローンには担保がありませんので、返済してもらわないことには貸し倒れとなってしまいます。

 

銀行カードローンは途中で返済相手が代わる

しかし、もちろんカードローン業者も延滞を黙ってみているわけではありません。
延滞初日からメールなどで督促があり、1〜2週間もすると電話での督促が始まります。
銀行カードローンの場合、ある程度延滞をしていると、返済相手が銀行から保証会社(主に消費者金融)に代わります
これは「代位弁済」と呼ばれるもので、保証会社がいったん借金の肩代わりをすることで債権を譲渡してもらうのですが、これで借金がチャラになるわけではありません。
返済をする相手が銀行から保証会社に代わるだけでなく、督促もより「積極的」になっていきます。

 

いかがでしょうか?
借金の種類はたくさんありますが、どれも返済を逃れることはできません。
滞納する前に、金融機関などに積極的に相談するようにすると、滞納を避ける手段などを一緒に考えてくれるでしょう。