消費者金融の延滞でブラックになる?

消費者金融の延滞でブラックになる?

「消費者金融で延滞をすると、ブラックリストに掲載される」なんて話を聞いたことはありませんか。
「どうせ噂程度のものだろう」と思っている方、確かにブラックリストと言う紙は存在しませんが、それに似た「事故情報」はあり、それを俗に「ブラックリスト」というのです。
今回は、どうしたらブラックリストに掲載されるのか、ブラックリストに掲載されたらデメリットはあるのかを徹底解説していきます。

 

事故情報は信用情報機関で取り扱っている

ブラックリストの根拠となる「事故情報」を管理しているのは、「信用情報機関」です。
信用情報機関は日本国内に3つ存在しており、各機関には銀行や信販会社、消費者金融にクレジットカード会社など、融資に関連する企業が登録して、情報を提供しています。

 

ブラックリストにはどんな種類がある?

では、事故情報にはどのような種類があるのでしょうか。
事故情報には全部で4種類存在します。

 

長期延滞

概ね2〜3ヶ月以上、消費者金融やカード会社への支払いが遅れると、事故情報として信用情報機関に登録されます。
2〜3ヶ月は最も甘い信用情報機関の場合で、貸金業者によっては1か月くらいの延滞でも事故情報として登録しますし、信用情報機関によっては延滞が月をまたいだ時点で登録します。

 

債務整理

債務整理とは、合法的な手段で借金を整理することをいいます。
債務整理を行なった時点で、信用情報機関に事故情報として登録されます。
債務整理には、以下の4つの方法があります。

 

任意整理:債務者と債権者で話し合い、将来の利息の免除などをしてもらう
特定調停:内容は任意整理と似ているが、裁判所が仲裁に入る
個人再生:3年程度の期限付きで完済する約束で、借金を5分の1程度に減額
自己破産:財産をすべて処分して借金を帳消し

 

代位弁済

消費者金融ではあまりありませんが、銀行カードローンでは消費者金融が保証会社となることがあります
保証会社は銀行とともに審査を行なうこともあれば、利用者が返済できなくなった際にお金をいったん立て替えることもあります。
立て替えることを「代位弁済」といい、立て替えた時点で事故情報として登録されるのです。
ちなみに、その後は銀行ではなく保証会社に借金返済をします。

 

強制解約

延滞を繰り返す、規約に定められていない使い方をしたなど契約違反を犯した利用者に対して、業者が一方的に契約の打ち切りをする、これを「強制解約」といいます。
解約された時点で、事故情報として登録されます。

 

どれくらいブラックリストに登録されるの?

事故情報は、未来永劫登録されるわけではありません。
ある程度の期間が来れば自動的に消滅するのですが、それは事故情報の種類や信用情報機関によっても、以下のように異なります。

 

長期延滞:延滞解消日から1〜5年(完済日の場合も)
代位弁済:発生から5年
強制退会:実行日から5年(登録されない場合も)
任意整理:発生日から5年(登録されない場合も)
特定調停:発生日から5年(登録されない場合も)
個人再生:発生日から5〜10年(登録されない場合も)
自己破産:申立日から5〜10年

 

ブラックリストに登録されたらどうなるの?

では、ブラックリストに登録されると、どのようなデメリットがあるのでしょうか。

 

消費者金融やクレカの審査に通らない

ブラックリストに登録されると、消費者金融やクレジットカードの審査にはまず通りません。
ただし、絶対というわけではなくあくまでも業者の裁量によります。
任意整理をして2年程度、まだブラックリストには載っているが返済状況もよく収入も安定していると判断されれば、融資してくれる場合もあります。
特に中小の消費者金融では、このような柔軟な審査を行なっています

 

契約が更新されない

新規での申し込みだけでなく、すでに利用しているカードローンやキャッシングも、まず契約は更新されません。

 

携帯電話の割賦契約ができない

携帯電話本体を分割で買うこともできなくなります。
あまり意識していないかもしれませんが、これも立派なローンです。

 

賃貸アパートが借りられない場合も

賃貸に住む際には保証人が必要ですが、保証人ではなく保証会社がその代わりをする場合もあります。
その保証会社が信販会社系だと、信用情報を開示して事故情報を見つけ、保証しないこともあります。

 

事故情報以外にもブラックがある?

信用情報機関の事故情報以外にも、ブラックリストの可能性がある項目があります。

 

申し込みブラック

短期間に複数の金融業者に申し込むと、それが原因で審査落ちすることもあるようです。

 

社内ブラック

信用情報機関の信用情報とは別に、それぞれの金融業者が独自の「ブラックリスト」を作成している場合があります。
信用情報機関のブラックが期限付きなのに対して、社内ブラックは半永久的に残ります。
また、1日の延滞や過払い金請求でも、社内ブラックならば登録します。

 

いかがでしょうか?実は、信用情報機関の個人情報は、本人が開示請求をすれば見ることができます。
審査落ちしないためにも、あらかじめ自分の信用情報を見ておくことをおススメします。